【コラム】ヨーヨー世界大会に寄せて(TAKA)

ヨーヨーマスターのTAKAです。ヨーヨーマスターという称号をいただけたり、

AP部門の世界チャンピオンと名のれるのもすべてヨーヨーの世界大会があるお陰です。

1992年にデールオリバーによって始められた世界大会はフリースタイルという

新しい遊び方を提案し、世界チャンピオンという価値をヨーヨーの世界にとどまらず、

一般の世の中にヨーヨーというものを知ってもらい、広めていくために始まりました。

当初の大会は世界大会と呼ぶには程遠い、アメリカの片田舎で行われた

トラックの荷台の上で行われた大会だったと聞いています。

 

ヨーヨーは97年のIJAとの共催の時にマサヒロ水野さんというジャグラーの方や皆さんご存じ

中村名人が参加したことで初の日本人参加者を迎えました。まだヨーヨーブーム前夜でした。

その後1999年のハワイ大会に日本人が大量に出場して各部門の上位を入賞してからは

皆さんご存知のとおりです。

97年3月にヨーヨーに再会し、ハイパーヨーヨーから一気にヨーヨーを始めた私は

97年8月にデールオリバーに出会い、翌年には会社をやめてデールオリバーのところまで押しかけ、

弟子入り状態になり、そのままの勢いで世界大会に行くということをやらかしました。

 

初めての世界大会はラスベガスの砂漠の中のホテルで、IJA(ジャグリングの大会)の

一部として開催されていて、多分ホールにいた全員でも 200名いたか、いなかったくらいだと

記憶しています。英語がろくに話せないなか勢いだけで行きましたが、当時中学生の

藤沢軍団のマッキーが、”チャレンジ”という単語一つだけでYYFを立ち上げる前の

ベンとハンスにトリックバトルを仕掛けて、ヨーヨーは言葉の壁も越える、

と実感した思い出があります。

 

初参加の98年から今に至るまで、幸いなことにヨーヨーの世界大会にはすべて参加をすることが

できていて、時にはチームメンバー全員が決勝進出し、3名が優勝するなどプレイヤーとしても、

黄金期を過ごすことも出来ました。もちろんまだ引退をするつもりはないのですが、

98年のちょっとしたヨーヨーミーティングレベルの”世界大会”から過程を見守ってきたもの

からすると今のヨーヨーの世界大会は隔世の感があります。

 

最近になってヨーヨーを始めた人からするとヨーヨーの世界大会は30秒予選と1分予選という

悪魔の壁があって、参加してもしょうがない、という気持ち(自分自身が4A 部門でそう感じている

だけかもしれませんが)になってしまってませんか?

 

ヨーヨーの世界大会は今でこそ世界トップを決める大会になっていますが、世界大会自体は

そもそもヨーヨーを楽しむ人達が一年に一回集まってモチベーションを維持する場でした。

昔ヨーヨーは子どものうちだけブームに乗って遊んでその後は放置するのが当たり前だった状況を

何とかしたいと大人たちが知恵を絞り、大会のルールや開催方法を広めて、それが日本にも伝わり、

世界中に広まった結果の今があります。今回の See You in Tokyo. というキャッチコピーも、

See you Next Year (又、来年)という言葉がまだ当たり前ではなかった昔の世界大会のころの

気持ちを思い出し、一期一会に価値をもたせる事ができればという気持ちが込められています。

去年から今年にかけて何回 See you in Tokyo, と何十カ国の人たちと挨拶をしたかわかりません。

世界大会で会いましょう、という気持ちが募り東京でみんなで会える、いまからワクワクが

止まらないです。

 

近年の日本のコンテストシーンは世界大会と比べるとより競技に特化したものになっていますが、

世界大会ではアイアンモッズや Workshop、プレパーティーなどが行われ、競技参加者以外が

楽しめる要素が例年ふんだんに盛り込まれています。

ただ1年に一度ヨーヨーが好きな人達集まる場としての世界大会、今回は日本で行われますが

いままでの日本のヨーヨー大会にない楽しみ方をぜひ体験してもらえればと思います。

 

世界大会の主役は本来、選手であろうとなかろうとヨーヨーを好きで遊んでいる、

そして昔ヨーヨーで遊んだことのある、そしてこれからヨーヨーを始めてみようという皆さんが

主役であるべきです。

 

競技観戦を盛り上げたり、各国とのプレイヤーとの交流、物販ブース、アフターパーティーに

参加など大会決勝出場以外にもたくさんの楽しみ方があります。

 

さらに企画として今日紹介したいのが以下の二つです。

 

<ヨーヨーコレクション展示>

ヨーヨーコレクターとして有名な柳さんとヨーヨーパフォーマー金子隆也の膨大なコレクションから

厳選し、監修を加えたヨーヨーの歴史パネル展示とコレクション展

 

<アイアンモッズバトル>

料理の鉄人にインスパイアされた、制限時間内に旋盤を使い、指定されたルールにそって

ヨーヨーを作る!というイベントです。いままでは安全面の問題や旋盤の数を揃えることが難しく、

国内では行われたことはないですが今回はアメリカからモッズの達人たちが来日することを受け、

旋盤を4台揃えての2対2の公開バトルを1階で行う予定です(詳細は後日公開)。

 

集める、作る、というヨーヨーの競技以外の楽しみも紹介される世界大会、

ぜひ色々な楽しみ方を見つけてみてください!

 

 

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